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五稜郭商店街振興組合
函館市本町8番16号 協栄五稜郭ビル5階 TEL:0138-53-9075 ![]() |
![]() 五稜郭商店街振興組合とは
五稜郭商店街振興組合は、もとは「五稜郭商店会」という任意の団体でしたが、 “行政と一緒に街づくりを行う”という考えのもとに、 昭和50年12月に「五稜郭商店街振興組合」という名称で法人化された組合です。 毎年、箱館五稜郭祭、港まつり、七夕祭などの各種イベントを共同で行うなど、「街おこし」のためのさまざまな活動を行っていますが、それも、 個々の商店が一致団結して実現可能となったものだと思っています。 「未曾有の大不況」と言われる昨今ですが、その大きな課題に打ち勝つため、私たちは「個人主義」ならぬ「地元函館主義」をスローガンに掲げて邁進したいと考えています。 五稜郭商店街振興組合 理事会一同
みぞれが音もなくあたりを濡らす函館の町――――――。 何もかもがグレー一色に見える街角で、ひときわ目を引く鮮やかな赤いハッピ。 「丸井今井デパートの存続のために、ぜひご署名をお願いします!」 湿った紙のせいで、文字が書きにくいことを通行人に詫びながら、彼らは力強く訴え続けていた。
北海道の老舗百貨店丸井今井デパートが、民事再生法を裁判所に申請したと発表された2009年1月末。 「5月にグルメシティが撤退する話があったばかりなのに、今度は丸井今井デパートまで…。このままでは歯止めがきかなくなってしまう。」 「100年に一度の大不況」の文字が軒並み新聞の見出しを賑わせ、不況の波が函館にも確実に押し寄せていることを痛感し、首筋に冷たいものを感じる日々。 そんな中、「ささやかでも、私達にできることをする」と立ち上がった人たちがいた。 今回の署名活動についてお話を伺ったのは、五稜郭商店街振興組合の組合員の皆さん。この組合は、1976年(昭和51年)に設立され、 街の活性化を図るために各店舗が共同でイベントを開催したり、街の景観を良くするために花を植えたりなどの活動をしている。 取材は署名活動を終えてからの理事会の場で行うことになっていたのだが、体温を奪う寒空の中で呼びかけをし続けた直後。疲れてるのでは…と思いきや、不思議と皆さんの顔には活気がある。
「署名活動に関しては、準備などでいろいろな作業に追われていましたが、実際に活動していたのは賞味3時間なんです。3時間もの間で3,000以上の署名が集まった!これは本当にありがたいことです。」 テーブルの中央には、濡れたせいで若干文字が滲んでいる用紙が積まれている。函館の将来を案じ、活動に賛同しようという市民の熱の集大成。 デパートの存続を求めるための署名活動は今月3日より行われ、各新聞社などが報道したこともあり「どこで署名活動をしているのか」との市民の問い合わせもあったと言う。 「署名活動していたら、近くで工事している一団が近づいてきてね。ヘルメットを脱ぎながら、『自分たちも署名させてください』って言ってくれたんです。 自分が住む街の人々の暖かさが伝わってきて、本当に嬉しかった。改めて、自分たちの活動が意義のあるものだと実感しました。」 もちろん、今回の活動では喜ぶべきことばかりではなかった。 「グルメシティが撤退するとわかった時に、なぜ署名活動を始めなかったのか」という苦言を呈され、考えさせられる事もあった。 仲間同士の意見の対立、無言で冷笑する人々の目線。充実感も味わえたが、嫌な思いも味わった。 「しかし、本当に大切なことは『自分たちにできることは何か』を考え、行動するという姿勢なのではないのでしょうか?」 「…もしかしたら、今回の事がきっかけで結束力が高まったのではないですか?」との問いかけに、私の目を見据えて「そのとおりです」と答えた小島理事長。 あたり前に過ごしてきた日常が脅かされ、自分たちが住まう街、函館に思いを馳せつつ真剣に考える。これからどんな事ができるのか、向かうべき道はどちらか。 そんな熱い話合いの最中、取材を終えた私はそっと席を立たせていただいたのだが、暗い空を赤々と照らす松明の炎が飛び火したのか、暖かなものが身体を包むのを感じながら、こんな思いが頭をよぎる。 「私にできることは何だろう?」 取材記事:有限会社ビイエフネット
野崎 由江 ![]()
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